第2次大戦中にナチス・ドイツのユダヤ人強制収容所で看守を務め、計約2万8000人の殺害を手助けしたとして有罪判決を受けたジョン・デミャニューク被告(91)が17日、ドイツ南部の高齢者施設で死去した。ドイツのメディアが伝えた。
デミャニューク被告は大物戦犯の一人とされ、昨年5月にミュンヘンの裁判所で禁錮5年の判決を言い渡された。DPA通信によると、上訴していて判決は確定していなかった。
ウクライナ出身。1審判決によると、1943年にナチスが占領していたポーランドの強制収容所の看守としてユダヤ人虐殺をほう助した。2009年5月に移住先の米国からドイツに移送された。(共同)
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