2011年11月28日月曜日

牛と豚肉、食べ過ぎ注意 女性の大腸がんリスク上昇

牛や豚の肉を多く食べる女性は、あまり食べない女性より、大腸がんの一つである結腸がんのリスクが4割以上高くなるとの研究結果を、国立がん研究センター予防研究部の笹月静室長らが28日、公表した。
 1990年代後半に45~74歳だった男女約8万人を2006年まで追跡調査、期間中に788人が結腸がんになった。その結果、女性で牛肉や豚肉を1日に調理前の重量で約80グラム以上と最も多く食べるグループは、25グラム未満と最も少ないグループより、結腸がんの発生リスクが48%高かった。
 男性は牛肉と豚肉だけでは摂取量とリスク上昇の関係ははっきりと表れなかった。ただ鶏肉も加えた肉類の総摂取量が1日約100グラム以上と最も多いグループで、35グラム未満と最も少ないグループより、リスクが44%高くなった。総量の85%を牛肉や豚肉が占めており、男性でも関係は否定しきれないという。

2011年11月10日木曜日

吉本興業、相次ぐ劇場閉館で隠し切れないスポンサー離れ

11月末をもって、吉本興業が運営する「品川よしもとプリンスシアター」(東京都港区)と「京橋花月」(大阪市都島区)が閉館することが発表された。閉館の理由を「来る100周年に向け、劇場事業を再編」と吉本側は発表しているが、関係者は理由は別にあると語る。

「吉本の劇場が黒字でいられるのは、各劇場にスポンサーがついていることが大きい。閉館する『品川よしもとプリンスシアター』には東洋水産、『京橋花月』には味の素がついていた。協賛イベントも多く、スポンサー的にもメリットが大きいため吉本との契約を望む申し出が後を絶たなかったが、今年に入り急にスポンサー離れが進んでいる」(テレビ局関係者)

 スポンサー離れの理由のひとつとして、3月11日に起こった東日本大震災がある。吉本に限らず、こんなご時世にお笑い系のスポンサーになっている場合ではない......とバラエティー番組などからスポンサーが離れているというのだ。9月に開催されたコント決定戦『キングオブコント』(TBS系)では、これまで「オロナミンC」の冠がついていたが、大塚製薬がメインスポンサーから離れてしまったため、今年は冠なしでの開催となった。そしてさらに吉本を悩ませているのが、8月に突然発表された大物司会者・島田紳助の引退劇だ。

「ヤクザとの交際があることで紳助を解雇したものの、その前にも中田カウスなどの騒動もあったため、"吉本=ヤクザとの繋がりがある"というイメージが企業の間で定着してしまった。そこでスキャンダルを避けたい企業が、吉本との契約解除を求めているんです」(前出のテレビ関係者)

 このような状況のため、全国にいくつかある吉本のこの他の劇場も閉館に追い込まれるのでは......と若手芸人の間で心配する声があがっている。

「品川、京橋に先駆け、『ヨシモト∞ホール大阪』が9月末に閉館しているんです。実は、渋谷にある『ヨシモト∞ホール』から大塚製薬がスポンサー撤退するため閉館するらしい......といううわさが数年前からあるため、若手芸人たちは戦々恐々としています。吉本の劇場はスポンサー収入がなければ赤字の劇場もあるだけに、このままスポンサー離れが進めば引退に追い込まれる吉本芸人が大量に出ますよ」(劇場で活躍する若手芸人)

 紳助の引退における影響は、まだまだ吉本に大きな影を落としそうだ。

2011年11月5日土曜日

ジョニー・デップ、死のフライト経験告白!乗っている飛行機のエンジンがストップし「僕らは墜落して死ぬぞ!」恐怖のあまりなぜか爆笑


新作映画『ザ・ラム・ダイアリー(原題) / The Rum Diary』が米で封切られたばかりのジョニー・デップが、撮影期間中に搭乗した飛行機のエンジンがストップし、墜落死寸前の「死のフライト」を経験していたことを明かした。
 米ライフ誌のインタビューに応えたジョニーは、その中で、同作のメガホンを取ったブルース・ロビンソン監督と共に飛行機に搭乗していたときのエピソードを披露。ジョニーはまず、「エンジンの音が消えて、飛行機がストップしたんだ」と恐怖のフライトの幕開けを語った。機内は静寂そのものだったそうだが、「僕とブルースは互いに顔を見合わせ、確か僕は『これで終わりか?』とか言ったかな」とジョニー。「浮遊感が一瞬あって、それから降下しているのがわかった。何ともいえない、永遠に続くかのような瞬間だったよ」とその瞬間を振り返った。
 そのときは誰も言葉を発さなかったそうだが、隣同士で座っていたジョニーとロビンソン監督は、「何てこった、僕らは墜落して死ぬぞ!」と言い合っていたとか。さらに、あまりの恐怖のためか、「その後、こいつが僕らの死に方なんだって考えたらおかしくなってね、狂ったように大笑いしていたよ」とのこと。結局すぐにエンジンは動き出し、事なきを得たそうで、ジョニーは「あれは、僕と監督のきずなを深める出来事だったね。何せあの瞬間、僕らは一緒に墜落したんだから」とコメントしている。
 本人はもちろん、ファンにとっても恐ろしい告白だが、落ちる飛行機の中で大笑いしているジョニーの姿は、それこそ映画の一場面のようだったにちがいない!? 

2011年11月3日木曜日

都内で宮古のがれき処理始まる 周辺で混乱なく

東日本大震災で発生した岩手県宮古市のがれきが3日朝、貨物列車でJRの東京貨物ターミナル駅(東京都品川区)に到着、都内での処理作業が始まった。
 岩手県内のがれきを東北地方以外で受け入れたのは初めて。がれき受け入れをめぐり都には反対意見が寄せられたが、周辺で混乱はなかった。
 都は2013年度までに岩手、宮城両県のがれき計50万トンを処理する方針。
 午前8時すぎ、がれきが入った7トン積みコンテナ3個を同駅でトラックに積み替え、大田区などの破砕施設に移送。施設では、計量後に作業員が重機や手作業で金属や木材を選別した。可燃物は江東区の焼却施設で数日後から処理を始め、焼却灰と不燃物は都の廃棄物埋め立て処分場に運ぶ。
 破砕施設の敷地境界で空間放射線量を測定するほか、少なくとも月に1回、破砕後の廃棄物と焼却灰、排ガスの放射性物質濃度を測定して公表する予定。