牛や豚の肉を多く食べる女性は、あまり食べない女性より、大腸がんの一つである結腸がんのリスクが4割以上高くなるとの研究結果を、国立がん研究センター予防研究部の笹月静室長らが28日、公表した。
1990年代後半に45~74歳だった男女約8万人を2006年まで追跡調査、期間中に788人が結腸がんになった。その結果、女性で牛肉や豚肉を1日に調理前の重量で約80グラム以上と最も多く食べるグループは、25グラム未満と最も少ないグループより、結腸がんの発生リスクが48%高かった。
男性は牛肉と豚肉だけでは摂取量とリスク上昇の関係ははっきりと表れなかった。ただ鶏肉も加えた肉類の総摂取量が1日約100グラム以上と最も多いグループで、35グラム未満と最も少ないグループより、リスクが44%高くなった。総量の85%を牛肉や豚肉が占めており、男性でも関係は否定しきれないという。
1990年代後半に45~74歳だった男女約8万人を2006年まで追跡調査、期間中に788人が結腸がんになった。その結果、女性で牛肉や豚肉を1日に調理前の重量で約80グラム以上と最も多く食べるグループは、25グラム未満と最も少ないグループより、結腸がんの発生リスクが48%高かった。
男性は牛肉と豚肉だけでは摂取量とリスク上昇の関係ははっきりと表れなかった。ただ鶏肉も加えた肉類の総摂取量が1日約100グラム以上と最も多いグループで、35グラム未満と最も少ないグループより、リスクが44%高くなった。総量の85%を牛肉や豚肉が占めており、男性でも関係は否定しきれないという。