2012年4月12日木曜日

田中防衛相もこわばった表情 「その時」に備え緊迫 東京・市谷の防衛省

北朝鮮による長距離弾道ミサイル発射の予告期間に入った12日、東京・市谷の防衛省内では「その時」に備え、10階の広報課に詰めた職員らが早朝からテレビ画面を注視するなど、緊迫した雰囲気に包まれた。
 午前6時40分ごろに登庁した田中直紀防衛相も「緊張感を持って万全を期したい」とこわばった表情。情報収集を目的に、幹部らとともに防衛省地下の中央指揮所に向かった。
 敷地内の運動場には北西方向に向けて航空自衛隊の地対空誘導弾パトリオット(PAC3)が2機設置されており、約100メートル離れた駐車場には万一の迎撃に備え、報道陣約20人がカメラを構えていた。

2012年4月3日火曜日

米の韓国系私立大学で銃乱射、7人死亡、3人重軽傷


米カリフォルニア州オークランドにあるキリスト教系のオイコス大学で2日、男が銃を乱射し、7人が死亡、3人が重軽傷を負った。男は警官に拘束された。
 AP通信などによると、男は韓国系で40代。看護関係の授業が行われていた教室に突然現れ、学生たちに向かって銃を乱射した。
 同大学を約10年前に創設した牧師のジョン・キム氏は、銃声を30回程度聞いたという。
 大学関係者によれば、男はかつて同大学に在籍し、看護関係を学んでいた。落第か、その他の理由で大学を追われた可能性もあるが、銃乱射の動機は不明。撃たれた学生は「男がどれだけ撃ちまくるのか、全く見当もつかなかった」と恐怖を語った。
 同大は韓国系の私立大学で、神学や看護、東洋医学などを教えている。

 

2012年3月26日月曜日

「Jアラート」で即時通報へ 発射確認後1、2秒で自治体に



北朝鮮による長距離弾道ミサイル発射実験とみられる「衛星」打ち上げ予告を受け、政府は25日、発射情報を自治体に速報する「Jアラート」(全国瞬時警報システム)の活用する方針を固めた。有事法制に基づく「国民保護」での運用は初。発射確認から1、2秒で情報を伝えることができ、前回の平成21年の弾道ミサイル発射時より国民への情報伝達は大幅に短縮される。
 21年4月に北朝鮮が弾道ミサイルを発射した際、政府は緊急情報ネットワークシステム「Em-Net(エムネット)」で発射情報を伝えた。今回はJアラートとエムネットの2段構えでの対応も検討する。
 Jアラートは、内閣官房が緊急情報を発信すると人工衛星を経由して1、2秒で自治体の専用端末に届く。端末には防災無線やコミュニティーFM放送が接続されており、音声が自動的に流れるシステムだ。
 エムネットより優れているのは「速報性」。内閣官房は発射情報を約1分後には確認できるが、Jアラートを使えばその数秒後には全国の自治体に情報が届く。これに対し、エムネットを利用した前回は発射情報が自治体に届くまで3分ほどを要した。
部品などが落下した場合、被害を最小限に抑えるには丈夫な建物内への避難が求められ、発射から1分超と3分の差は行動範囲を大きく左右する。政府高官は「危機管理の情報伝達は『巧遅は拙速に如(し)かず』が鉄則だ」と指摘する。
 Jアラートは21年の発射の際も活用を検討したが、当時は市区町村の整備率は約1割。ミサイルが上空を通過した秋田県で導入済みの市町村はゼロ、岩手県も5市町だったため見送った。これが国会で問題となり、普及を加速させ、整備率は98%(23年12月現在)まで拡大した。今回ミサイルが上空付近を通過するとみられる沖縄県の石垣・宮古島両市も整備済みだ。
 大規模なシステム改修も行った。以前は定型の音声しか発信できなかったが、ミサイル発射や上空通過といった状況の推移に即応し、音声内容を柔軟に変えられるようになった。

2012年3月21日水曜日

小田急ロマンスカーでわいせつ容疑、車掌の男逮捕へ 回送車内で女子高生の胸など触る


昨年12月末、出会い系サイトで知り合った女子高生を小田急線の特急「ロマンスカー」の回送電車に乗せてわいせつな行為をしたとして、神奈川県警が県青少年保護育成条例違反の疑いで、東京都内に住む小田急電鉄車掌の30代男の逮捕状を取ったことが20日、捜査関係者への取材で分かった。21日にも逮捕する方針。
 捜査関係者によると、男は昨年12月25日夜、回送のロマンスカーに車掌として乗車していた際、走行中の車内で当時15歳だった女子高生の胸などを触った疑いが持たれている。
 2人は携帯電話の出会い系サイトで知り合った。男が川崎市麻生区の新百合ケ丘駅から回送電車に乗るように指示したという。生徒が乗るのを目撃して不審に思った駅員が同社に報告して発覚。同社から相談を受けた県警が、生徒から事情を聴くなどして捜査していた。
(NSN産経ニュース)

2012年3月19日月曜日

2万8000人の殺害を手助けした元ナチス看守が死去


第2次大戦中にナチス・ドイツのユダヤ人強制収容所で看守を務め、計約2万8000人の殺害を手助けしたとして有罪判決を受けたジョン・デミャニューク被告(91)が17日、ドイツ南部の高齢者施設で死去した。ドイツのメディアが伝えた。
 デミャニューク被告は大物戦犯の一人とされ、昨年5月にミュンヘンの裁判所で禁錮5年の判決を言い渡された。DPA通信によると、上訴していて判決は確定していなかった。
 ウクライナ出身。1審判決によると、1943年にナチスが占領していたポーランドの強制収容所の看守としてユダヤ人虐殺をほう助した。2009年5月に移住先の米国からドイツに移送された。(共同)

2012年1月24日火曜日

作家の山田詠美さんが再婚 10歳年下の文芸評論家と

 直木賞作家の山田詠美さん(52)が再婚していたことが24日、分かった。相手は、10歳年下の文芸評論家、可能涼介さん。「婦人公論」2月7日号で、作家の安部譲二さん(74)と対談し、「昨年の11月3日に結婚しました」と明かしている。実家がある宇都宮市で婚姻届を出したという。山田さんは、かつて米国男性と結婚していた。

2011年12月16日金曜日

北海道発「エネルギー」は変わるか:太陽光発電を開始 ソフトバンク実験施設--帯広 /北海道

通信大手のソフトバンクが帯広競馬場(帯広市)の敷地内に設置した太陽光発電試験場の実験プラントが、15日から発電を始めた。同社は苫東地域で計約34万キロワットの大規模太陽光発電所(メガソーラー)の建設計画を打ち出しており、実験プラントでデータ収集をしたうえで、それを一般にも公開する方針だ。
 試験場があるのは、競馬場走路の北側にある約3ヘクタールの土地。ソフトバンクのグループ企業が同競馬場のばんえい競馬の運営を受託している関係もあり、市有地を借り入れた。
 国内7社、海外3社の計10社のパネルが設置され、発電規模は約100キロワット。1年以上をかけて、温度や日照時間の推移、各パネルの発電量などのデータを集める。来月下旬からはデータをインターネット上で見られるようにするという。
 ソフトバンクは道北日本海側の11市町村と風力発電の研究会を今月発足させるなど、道内の再生可能エネルギー開発に力を入れており、今月22日には苫小牧市でも太陽光発電の実験プラントが発電を始める。
 発電事業を担当する関連会社「SBエナジー」の藤井宏明副社長は「データを公開することで、再エネ促進のきっかけにしたい」と話している。