2011年12月16日金曜日

北海道発「エネルギー」は変わるか:太陽光発電を開始 ソフトバンク実験施設--帯広 /北海道

通信大手のソフトバンクが帯広競馬場(帯広市)の敷地内に設置した太陽光発電試験場の実験プラントが、15日から発電を始めた。同社は苫東地域で計約34万キロワットの大規模太陽光発電所(メガソーラー)の建設計画を打ち出しており、実験プラントでデータ収集をしたうえで、それを一般にも公開する方針だ。
 試験場があるのは、競馬場走路の北側にある約3ヘクタールの土地。ソフトバンクのグループ企業が同競馬場のばんえい競馬の運営を受託している関係もあり、市有地を借り入れた。
 国内7社、海外3社の計10社のパネルが設置され、発電規模は約100キロワット。1年以上をかけて、温度や日照時間の推移、各パネルの発電量などのデータを集める。来月下旬からはデータをインターネット上で見られるようにするという。
 ソフトバンクは道北日本海側の11市町村と風力発電の研究会を今月発足させるなど、道内の再生可能エネルギー開発に力を入れており、今月22日には苫小牧市でも太陽光発電の実験プラントが発電を始める。
 発電事業を担当する関連会社「SBエナジー」の藤井宏明副社長は「データを公開することで、再エネ促進のきっかけにしたい」と話している。

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