2011年10月14日金曜日

名門5大学に日中センター 香港実業家が12億円寄付

香港の実業家が日中関係改善のため計約1億元(約12億円)の私財を投じることを決断、この資金を基に北京大や復旦大など中国の名門5大学に「中日青年交流センター」を建設することが決まり、5大学の関係者ら約60人が14日、上海市内の復旦大で初の合同会議を開いた。
 各大学は、交流センターを学生寮などとして使う予定。2部屋1区画を日中の学生2人が共有する計画も進められており、共同生活などを通じて人間関係を構築、長期的に両国関係の強化につなげていく狙いがある。
 実業家は香港の大規模企業集団、永新企業有限公司の副会長で、1958年から62年まで東京大学に留学した経験を持つ曹其●(=金へんに庸)副会長(72)。尖閣諸島(中国名・釣魚島)付近での漁船衝突事件で日中関係が極度に悪化したことなどを踏まえ、強固な両国関係構築のためには若者同士の交流の深化が欠かせないとセンター建設を思い立った。(共同)

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